≪ご質問≫
近所づきあいや親戚との距離の取り方がストレスです。どうやって、やり過ごせばいいですか?
「ストレスがたまる」、「ストレス解消」など、ストレスという表現は実によく使われます。
一言でいえば、心身に負荷がかかり、緊張を強いられることです。現代社会で生きていく以上、ストレスから逃れることは、まず不可能でしょう。
ストレスから避けようとすれば、その人の人生は逃避的で、意欲に欠けるものになってしまいます。
意欲的に人生を送ろうとするのならば、ストレスと無縁ではいられないのです。
そうであれば、一生ついて回るストレスとうまくつきあう方法を考えてみましょう。
最善のストレス解消法を考える前に現在、自分にはどのようなストレスがあるのか、そしてその原因が何かを見極めることが大切。日本人がストレスに弱いのは、“臭いものにふた”的な対応で自分自身のストレスの原因を直視したがらないことに起因しているのかもしれません。
解消法はいろいろなことが考えられます。
原因を見つめるだけで、解消法が見えてくることもあるでしょう。音楽やスポーツ、さらに気晴らしになる趣味をもつことが大切です。気の置けない人に悩みを聞いてもらうのも効果的。早く自分にあったストレス解消法を見つけることです。人それぞれ解消法は違います。共通点は、日常生活や仕事に常に“ONとOFF”の発想を持ち込み、ストレスをあまりため込まないようにすること。
すなわち、いくら忙しくとも定期的に心も体もリラックスできる“OFF”の時間を作るのです。
概して日本人はストレスに対しあまりにも過敏になっていないでしょうか。
ストレス学説の提唱者のセリエ博士いわく、「ストレスは本来、悪玉ではなく、むしろ善玉である」。この言葉を最後に付け加えておきましょう。
次回は、5月上旬に更新する予定です。お楽しみに!
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