男のお子様がいらっしゃるご家庭では、そろそろ端午の節句の準備が始まっている頃でしょうか。こうしたお祝い事の準備は母親がする傾向にあるものの、桃の節句とは違って経験のない方もいらっしゃいますし、特に初節句では戸惑う場合もありますよね。
今回は端午の節句に関する習わしや、豆知識をご紹介します。
桃の節句にひな人形を飾るように、端午の節句では兜や武者人形、鯉のぼりなどを飾りますよね。
飾りつけは春分の日から4月20日頃までの間に行うのが良いのだそうです。
また、菖蒲は昔から邪気を払う力があると信じられていて、ちょうど花の咲く時期であることもあり、端午の節句には欠かせない植物。飾るのはもちろん、菖蒲湯につかる風習などもあります。
こうした飾りは、ひな飾りもそうですが、一般的には母親の実家が準備し贈るのが習わしとされています。けれども、今日ではあまりこだわることなく両家で折半したり、人形は母方、鯉のぼりは父方と分けて贈ったりするケースもあるそうです。金銭的な負担があることなので、事前に双方のご両親とよく相談して、どのように準備するのか決めておくのが良さそうですね。
端午の節句で欠かせない食べ物と言えば、ちまきや柏餅。どちらかというと関西ではちまきが、関東では柏餅が親しまれているようです。ちまきは古代中国から伝わったもので、病気や災厄を除ける節物だったのに対して、柏餅は日本で誕生した縁起物。柏の木は新芽が出るまでは古い葉が落ちないことから、家系が途絶えない子孫繁栄の意味があります。餅は白の他、健康長寿を願ってよもぎ餅が使われることも多いです。
やはり力強さ・勇ましさ・立身出世を連想させるものが好まれます。縁起物として一般的なタイやエビ、ハスなどの他、『勝つ男』にちなんだカツオ、出世魚であるブリやスズキ、まっすぐ元気に育つようにという願いを込めたタケノコも、お吸い物の具として定番です。赤飯は小豆に厄よけの力があるとされ、また『健康でまめによく働く』という意味もあります。
ひな人形の片付けが遅れると嫁入りも遅くなる、という俗説がありますが、五月人形に関してはそのような話はありません。湿度が低く天気のいい日を選んでほこりをはらい、汚れを拭き取ってからしまってあげてください。保管ケースに防虫剤や防カビ剤を入れるのもお忘れなく。保管は高温多湿やほこりを避けて、直射日光の当たらない場所が最適ですよ。
皆様の生活を快適に変える技、教えて下さい!!
のどが痛い、時間短縮レンジで出来る裏ワザ料理、資源ゴミの再利用法などなど、そんな時の知恵袋を大募集します。
是非、このコーナーでご紹介させて下さい。
ご応募は、メールでの投稿にて受付けております。
皆様のご応募お待ちしております!!