しじみは昔から、うなぎと同等以上の栄養素を含む体力増強の食材として知られ、暑い夏のスタミナ補給や真冬の健康維持のために食べられてきました。
特に、12月から3月に採られるしじみを「寒しじみ」と言い、厳しい冬を乗り越えるために、たっぷりと栄養を蓄えています。まさに今旬の食材なんです!
しじみには、肝臓の働きを助ける『タウリン』『ビタミンB12』『メテオニン』などが含まれていて、弱った肝機能を正常に戻してくれます。「二日酔いには、しじみのみそ汁がいい」とよく言われますが、その理由がここにあるんです。
また、貧血予防に不可欠な鉄分や脂質の代謝や肌荒れ予防に良いビタミンB2など、女性がぜひ積極的に摂りたい栄養素もたっぷり含まれている他、カルシウムも豊富に摂ることができます。
せっかくの美味しいしじみも、砂抜きがうまくいかないと料理が台無しですよね。買って来たらすぐに流水でよく洗って、重ならないようにボウルに並べ、しじみの頭がほんの少し出る程度の量の塩水に浸けます。塩分濃度は0.3%~0.5%で。これは、しじみが生息する汽水域(川水と海水が混ざり合う場所)と同じ位の濃度です。ボウルに新聞紙をかぶせて、冬なら4~5時間暗いところに置けば、砂抜きは完了です。
※冷蔵庫では寒すぎて、砂を吐かなくなります。冬場なら常温で!
※真水での砂抜きは、貝の旨味成分が逃げてしまうのでオススメしません。
加熱しすぎると、しじみの身が縮んで固くなり、味も落ちてしまいます。火を通す時は目を離さないようにして、貝の口が開いたらすぐに火を止めましょう。レンジで過熱するのなら、しじみ150gに対して600Wで3~4分程度が目安です。貝殻が飛び散ることがあるので、必ずラップをかけて過熱してくださいね。
しじみは、冷凍で保存するとより美味しくなるって知っていましたか? 冷凍したしじみはグルタミン酸、アラニン、オルニチンなどの旨味成分が生よりぐっと増えるので、美味しくなるんだそうですよ。砂抜きをしてからよく水を切って、密封できるビニール袋等で冷凍保存してください。3ヶ月くらいならもちますから、安売りの時を狙ってたくさん購入し、1回分ずつ小分け保存して、いろんなレシピに手軽に使ってみてくださいね。
取り出して使う時は、解凍しないでそのまま料理した方が、貝の口が開きやすいそうですよ。
皆様の生活を快適に変える技、教えて下さい!!
のどが痛い、時間短縮レンジで出来る裏ワザ料理、資源ゴミの再利用法などなど、そんな時の知恵袋を大募集します。
是非、このコーナーでご紹介させて下さい。
ご応募は、メールでの投稿にて受付けております。
皆様のご応募お待ちしております!!