厳しい冬の寒さがやわらぐ春は、暖かくて穏やかというイメージがあるのではないでしょうか。けれども、風速10m以上の強風が吹いた日数を調べてみると、2~4月の春先が年間でもっとも多く、大風の季節とも呼ばれています。強風や突風は事故に直結することが多いので、ぜひ気をつけていただきたいことをまとめてみました。
春の強風というと、3月頃に吹く春一番をまず思い出しますね。また、風による事故が起きやすいのは、台風シーズンというイメージもあるかもしれません。ところが東京消防庁のデータによると、強風や突風が引き起こす事故件数は、2~4月だけで年間の半分以上。中でも4月がもっとも多いのだそうです。
風による事故で特に気をつけたいのが、小さなお子さんの怪我です。統計によると、5歳以下の乳幼児の事故に多いのが、玄関や車のドアが突然閉まって指をはさんでしまったり、赤ちゃんを乗せたままのベビーカーや自転車があおられて転倒したりといった、強い風が原因の事故なのだそうです。春は、家族みんなで外出するケースが増えるシーズンですが、周囲の大人がお子さんから目を離さないようにして、痛ましい事故を防ぐことが大切ですね。
高齢になるにつれて、歩行中にバランスを崩して転んでしまう事故は急増。また、雨の中傘を差しているところをあおられて転倒するケースも、ご高齢の方は特に多くなります。気象庁では、目安として風速10mを超えると傘が差せなくなり、風速15m以上で転倒する人が出始めるとしています。「今日はちょっと風が強いな」と感じたら、できるだけお出かけは控えた方が良さそうです。
小さなお子さんやご高齢の方に起こりやすいこうした事故は、骨折などの大きな怪我をしやすいというデータもあります。この他、件数はそれほど多くはありませんが、風に飛ばされたものにぶつかったり、倒れたものの下敷きになったりというケースも、無視できません。外出のときは、充分気をつけるように心がけたいですね。
強風の日は、とにかくなるべく外には出ないのが原則。ベランダの植木鉢や物干ざおなどは飛ばされることもあるので、室内に入れておくようにしてください。また、ガラス戸の場合は急激な開閉の衝撃で割れてしまうこともあるので、しっかりと閉まっていることを確認して、できれば施錠や固定をした方が良いそうです。
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