そろそろ重たいコートや厚手のセーターを片付けたい季節ですね。
4月から始まる新生活に備える意味でも、クローゼットやタンスの中はきれいに整理したいものです。
今回は、春物への衣替えの準備のコツをご紹介します!
「去年しまったセーターに、虫食いの穴を見つけてしまった…」こんな経験、お持ちの方も多いのでは? 防虫剤は手軽に使えて便利ですが、できれば最初に虫退治をしておきたいところです。衣類につく虫は熱に弱いので、衣替えをする前に衣類を全部取り出して、ドライヤーの熱風を引き出しや衣装ケースに丁寧に当てるのがオススメ。それから掃除機で中をきれいにして、最後にアルコールなどの消毒液をスプレーすると、より清潔に衣類を保管できます。
防虫剤と一口に言っても、種類によって色々な特徴があります。成分表をよく確認して選んでください。
①パラジクロロベンゼン
効き目が早いですが、合成皮革やラメ、金糸や銀糸を傷めやすく、50度以上で溶けてシミになるので注意が必要です。
②ナフタリン
効き目が長持ちしますが、においが強いので最近は敬遠されがちです。ラメや金糸、銀糸、塩化ビニールを傷める恐れがあります。
③しょうのう
ほとんどの衣類に使用できますが、こちらも香りが強いです。和服などに好んで使われます。
④エムベントリン(ピレスロイド系)
無臭の上どの防虫剤とも併用できるので重宝しますが、真鍮や銅製のボタンなどは変色する場合があります。
※①②③は一緒には使えません。化学反応が起きて衣類の変色やシミの原因になります。
ウールやカシミヤ、絹などの動物性繊維は虫の大好物。冬場に活躍する衣類は、特に虫に狙われやすいのです。また、植物性繊維や合成繊維の衣類でも、汗や食べこぼしなどの汚れが残っていると、虫の栄養となってしまいます。衣類をしまう前には必ずクリーニングしましょう。
虫食いと同時に注意が必要なのが、湿気によるカビの発生です。衣替えは晴れた日を選んで行って、湿気まで収納してしまわないように気をつけてください。また、防虫剤と一緒に除湿剤も使ってあげると、カビの予防になります。
また、湿気は下の方へとこもっていく性質があります。衣類をタンスに長期間しまっておくときは、衣類の繊維の種類別に収納場所を決めることが大切ですよ。
上段/デリケートな毛織物やおしゃれ着
中段/虫や湿気に弱いウールや化学繊維
下段/綿や麻などの湿気に強い衣類
夏や冬の衣替えとは違って、春先は少し暖かくなったかと思えば急に肌寒くなったりと、変化が激しい頃です。こういう時期の衣替えは、一気にすべて入れ替えてしまうのではなく、すぐに取り出せる場所に『臨時収納スペース』を用意すると便利。真冬にしか着ない厚手のコートやセーターは先に片付けて、羽織ものや薄手のセーターなどは、この臨時収納スペースに残しておきます。寒くなってもすぐ使えますから、いざというときに重宝しますよ。
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