今年の夏は、例年以上の豪雨の影響で、犠牲者が出るような大きな自然災害が相次ぎました。9月は秋雨前線や台風のシーズンでもあり、引き続き警戒が必要です。今回は、気象情報で使われていることばの意味や、いざという時に知っていると役立つ防災方法をご紹介します!
日本の気象用語では、災害への注意が必要になる雨の強さが、5段階に分けられています。
■やや強い雨(10〜20ミリ未満)
ザーザーと降り、地面一面に水たまりができる雨。長く続く場合は災害への注意が必要です。
■強い雨(20〜30ミリ未満)
土砂降りで、傘をさしても濡れるような雨。側溝や下水、小さな河川があふれ、小規模のがけ崩れの心配もあります。低地、危険区域は注意が必要です。
■激しい雨(30〜50ミリ未満)
バケツをひっくり返したような雨。道路が川のようになり、山崩れ、がけ崩れなどの土砂災害発生の危険があります。場所によっては避難準備や、明るいうちに自主避難を始める段階です。
■非常に強い雨(50〜80ミリ未満)
傘がまったく役に立たなくなるような雨。あたりが水しぶきで白っぽくなるので、視界も悪くなります。マンホールから水が噴出したり、中小河川の氾濫や土砂災害が起こったりする危険性が高く、警戒が必要です。
■猛烈な雨(80o以上)
息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるような雨。雨による大規模災害発生のおそれが極めて高く、厳重な警戒が必要となります。気象庁から「記録的短時間大雨情報」が出されることもあります。
40〜45L程度のごみ袋を二枚重ね、そこへ水を入れます。空気をよく抜いてから袋の口をねじって縛ると、簡易水のうができます。一般家庭で土のうを作るための土や砂を用意するのは大変ですが、これなら簡単に短時間で作れますね。
玄関などの出入口、半地下の入口などに防水シートを敷き、その上に段ボール箱を並べて、その中に手作り水のうを入れます。この段ボール箱を防水シートで包めば簡易止水板のでき上がりです。また、浴槽の排水溝の上、便器の中などに手作り水のうをそのまま乗せるだけで、逆流浸水を防ぐこともできますので、覚えておくといざという時に役立ちますよ。
『注意報』は、災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかける予報で、『警報』は重大な災害が起こるおそれがあるときに警戒を呼びかけて行う予報。そして2013年8月30日から運用されている『特別警報』は、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に、命を守る行動(避難等)を呼びかける予報のことです。
これらは市区町村の防災無線、広報車、エリアメールなどで広報されますのでよく注意することが大切ですが、たとえ特別警報が出ていなくても、危険と思ったら「念のため、明るいうちの自主避難」を心がけましょう。
避難情報は様々な情報と危険度を考えて市区町村が、避難が必要と判断した場合、住民に対して発表されます。
1、避難準備情報
避難の準備とともに、高齢者や障がい者などに対して、早い段階で避難することを求めるものです。
2、避難勧告
被害が予想される地域の住民に対して、避難を勧めるものです。
3、避難指示
避難勧告よりも強く避難を求めるものです。人に被害が出る危険性が非常に高まっていますので、ただちに避難を開始してください。
避難の選択肢としては、@留まる(外に出るのが危険な場合などに、無理をせず救助を待つ方法)、A垂直避難(高いところへの避難)、B水平避難(指定避難場所、知人や親せきの家などへの避難)があります。命を守る行動としての避難行動は、その場所、状況などによって異なりますので、状況に合わせて臨機応変に対応することが大切です。
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