雨の日に外出すると、気が付いたらズボンやスカートの裾に泥はねがビッシリ…なんてことがありますよね。泥シミって意外と落としにくい汚れなのですが、どうしてなのか知っていますか? 効果的なシミ抜きの方法とともにご紹介します!
泥汚れは『不溶性汚れ』と呼ばれる、水や油に溶けない汚れなので、水洗いはあまり効果がありません。その上、時間がたつにつれて衣類の繊維の奥まで土や砂が入り込んでしまうので、繊維に染み込んだ汚れを白くすることが目的の液体洗剤や漂白剤を使用しても、汚れを取ることができないのです。
泥シミは乾き始める前の、繊維の奥に土や砂が入り込む前であれば、付け置きともみ洗いだけでかなりきれいになります。しかしながら、泥シミはたいてい屋外で付くもの。なかなかすぐ水洗いとはいきません。泥汚れは乾くことによって浮き上がる習性がありますので、時間がたっているもの、いつ付いたかわからないものは、完全に乾かしてからシミ抜きをします。ドライヤーで乾かすと、よりきれいに仕上がりますよ。
泥シミをしっかり乾かしたら、まずは手で何度もはたいて浮き上がってきた土や砂を落とします。歯ブラシなどで優しく掻き出しても◎。次に洗濯用固形石鹸を水で濡らして、泥シミにこすりつけ、衣類を裏返してブラシで汚れをたたいてください。丈夫な素材のものは手でもみ洗いしても大丈夫です。シャワーでよくすすぎ、まだ汚れが残っていたら、同じ手順を繰り返してください。最後に洗濯機で全体を洗って仕上げます。
液体洗剤は、繊維に染み付いた汚れを化学的に落とすことに特化した洗剤です。一方、洗濯用固形石鹼には、汚れを繊維から物理的に剥がす成分(脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム等)が多量に入っていて、繊維の奥に残った土や砂を剥がしやすくしてくれます。泥汚れには固形石鹼のご使用がオススメです!
ほとんどの泥シミはこれで落ちますが、それでもダメなら『重曹』の出番です。液体洗剤と重曹を1対1で合わせて洗剤液を作り、汚れている部分に揉み込んだら15分ほど置いて、洗濯機で普通に洗濯すれば完成。少し日数がたってしまっている汚れなら、大きな鍋に水と洗剤液を入れて沸騰させ、衣類を5分ほど煮てしまう方法もあります。こちらもよく冷ましてから、普通に洗濯して仕上げてくださいね。
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