多くの方がスギ花粉に悩まされるシーズン。花粉症はアレルギー症状の代表格ですが、近年、同じような時期に同じような症状が現れるアレルギーとして注目されるのが「寒暖差アレルギー」です。寒暖差アレルギーと風邪や花粉症との違い、特徴や予防方法、症状が出た場合の対処法などについて、簡単にご紹介します。
寒暖差アレルギーは、正式には「血管運動性鼻炎」といいます。寒暖差で鼻の粘膜の血流が悪くなって、症状が起こると考えられています。アレルギーと呼ばれていますが、実際にはアレルギーではないのです。他のアレルギーに起因しない点も特徴的です。そのため、症状は風邪や花粉症に似ていますが、花粉症のように特定のアレルゲンは存在せず、風邪のようにウイルスに感染するものでもありません。
寒暖差アレルギーの原因のひとつが、自律神経の乱れです。自律神経は交感神経と副交感神経で構成されますが、これらは血管に正反対の働きかけをするので、自律神経が乱れるほど寒暖差アレルギーが発症しやすいのです。過度のストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが自律神経の乱れにつながります。特に女性は月経などでホルモンバランスを乱しがち。寒暖差アレルギーが比較的女性に多い理由と言われています。
主な症状は、鼻水・鼻づまり、咳、くしゃみ、じんましん、食欲減少、睡眠障害、倦怠感など。寒暖差アレルギーはストレスも原因になっているため、精神的にイライラしやすくなることもあります。花粉症のように目のかゆみや充血といった症状がなく、風邪のように発熱もしません。原因となるアレルゲンもウイルスもないので、これといった特効薬も治療方法もありません。
日中の気温差が7度以上になると、寒暖差アレルギーの症状が出やすいと言われています。気温差に左右されないよう、ツボ押しやストレッチ、お風呂などで身体を温める習慣をつけましょう。普段の防寒も首、手首、足首を特に温めるようにすると、これらの部位には太い血管が皮膚の表面近くを通っているため、血流が良くなりやすいです。
もちろん、充分な睡眠や適度な運動など、生活習慣の改善がなにより大切です。
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