毎年冬になると、ガサガサに荒れる手指にお悩みの方は多いはず。「ハンドクリームを塗ってもなかなか治らない」と感じてはいませんか? もしかしたらその手荒れ、市販のクリームでは対処できない「手湿疹」に進行しているのかもしれません。 今月は、冬の手荒れ・手湿疹についてご紹介いたします!
手湿疹は、簡単に言うと手荒れが重症化した症状を指します。皮膚の乾燥やかさつき・ごわつき、ひび割れやあかぎれ、皮むけ程度であれば、市販のクリームでこまめに手入れをし、綿や絹の手袋で保護してあげると症状は改善していきます。
しかし、手荒れから進行して赤く腫れ上がる、痛みや出血を伴う、じゅくじゅくとした水膨れができる、痛みで指が曲がらないといった状態になると、手湿疹が疑われ、できるだけ早いお医者様の診察が必要になります。
分泌された皮脂と汗が混ざった皮脂膜が、保湿クリームのような働きをして肌を守っています。ところが、毎日の手洗いや食器洗い、洗濯などの水仕事をすると、その皮脂膜が洗い流されてしまい、肌のバリア機能が弱まります。それだけなら一年を通じて起こることですが、冬はバリア機能を失ったところに洗剤などの刺激の他、気温の低下やエアコンによる乾燥がダメージを与えるので、結果的に手荒れを引き起こしやすく、ひどい場合は手湿疹に進行してしまうのです。
手湿疹は、進行具合からカサカサタイプとジュクジュクタイプに分かれます。
■カサカサタイプ
ひび割れから出血する/指紋が消える/皮膚が硬くなる/利き手の指先から発症し、だんだん手のひら全体に広がる
■ジュクジュクタイプ
湿疹や水ぶくれができる、黄色い汁が出ることもある/指の腹や手のひらから発症することが多く、手の甲に出ることもある
手湿疹の正体は、「炎症」です。ハンドクリームは治療薬ではないので、それだけでは治すことはできません。保湿より先に炎症を治さなければ、手湿疹は悪化する一方なのです。治療にはステロイドが効果的ですが、用法容量を守って正しく使用することが大切。また、できれば病院で正しい診断を受けることをおススメします。
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