「ホリスティックハッピーライフ」というテーマで、健康で生き生きと幸せな人生を謳歌する為のエッセンスを、色んな人間力溢れる方々の生きざまを通して、学んでいくこのコーナー。
今回は第一回ということで、“コスモヘルシー倶楽部”の創設者である、コスモヘルス株式会社代表取締役田中清彰社長にお話を伺ってまいります。
一井:
この度は、コスモヘルシー倶楽部の美健コラムのコーナーを担当させていただき、改めてありがとうございます。まず、田中社長が“コスモヘルシー倶楽部を立ち上げたきっかけ”を伺えますでしょうか。
田中社長:
当社が創業して今年で28年、これまでに製品を購入していただいたお客様は12万人を超えますが、アフターフォローは製品に対するものだけで、お客様に対してはまだじゅうぶんなアフターサービスと言えるものではありませんでした。自分たちが出来る限りのサービスをしたい。お客様第一主義というのは良く言われますが、なかなか実際動くのは難しい。では、何をすればいいのか、と考え、お客様の為の会員制度を作ろうとなったわけです。
一井:
それまでは、そういったアフターフォローの体制は全くなかったのですか?
田中社長:
満足できる状況ではなかったと思います。
製品に対するフリーメンテナンス、マシーンに対する補償はありましたが、それではお客様は本当に満足しているとは言えないのではないか、アフターフォローは不十分ではないかと思っていました。
一井:
それは、お客様からそういう声があがったということですか?
田中社長:
なんとなく直感、といいますか、これまで長い間、お客様と直接対峙する仕事に携わってきましたから、顧客満足を第一に考える、カスタマーサービスを考えることは習慣となっていました。ビジネスなのでもちろん買っていただくということは必要ですが、その後、いかにお客様を大切にしていくかがビジネスの基本ではないかと常々考え動いていますので。
一井:
実際に会員組織を作られていったわけですが、どういう形でスタートされたのでしょう。
田中社長:
まず、会員制度と言っても、入会するのに色んなハードルがあるというものではなく、登録も年会費も無料、そして参加費無料のお得意様懇親会を実施することにしました。
会員の方に一番喜んでいただけるのは、各地域で、実際にお会いして、直接声を伺う機会を設け、製品の使い方を十分にわかっていただき、更に効果的に活用していただけるようなフォローをする事ではないかと考えました。
一井:
先日高崎で開催された懇親会に参加させていただいたのですが、まるで同窓会のような和やかな雰囲気でしたね。
会社の自己満足ではなく、スタッフと会場にいらした会員の方が皆さん一緒に楽しんでつくり上げていらっしゃる場がとても印象的でした。ヘルスアドバイザーの方のファンもいらっしゃって、「○○さ~ん!!」って歓声があがった場面もありましたよね(笑)。
田中社長:
そんな風に感じていただけると嬉しいですね。
皆さん体験会場で3、4か月の体験の後購入される方も多く、その間に知り合われて、その後懇親会で久しぶりに再会される方がいらっしゃるからかもしれませんね。
一井:
コスモヘルスが繋いで、出来た輪という感じですね。
高崎会場は200人以上の方が集まった、とても盛況な会でしたが、最初は30~40人くらいの小規模なものからスタートしたと伺っていますが。
田中社長:
そうですね、3年前にゼロからスタートしましたが、懇親会と言う名称になって初めての会は東京のこの事務所で30人くらいから始まりました。
一井:
今は会員数が11,000人を超える規模になっていますが、その時はこんなに大規模になると思われていましたか?何か会員の方とのエピソードなどあれば教えていただきたいのですが。
田中社長:
まあ、11,000人は超えたいと思っていましたし、超えるだろうという考えで活動してきましたが、ここまでに至るには色々ありましたね。
最初は自分で直接お客様のご自宅をよく訪問させていただき、製品の使用状況や、今後のアフターフォローに対するご意見をいただくということもしていました。今の懇親会、ヘルシー倶楽部の形をつくる過程で、このお客様の声をダイレクトに伺って、それをヒントにさせていただいている部分が多くあります。
2009年5月発足から毎年約3,000人ずつ会員数を増やし、2011年には全国17か所で懇親会を開催、1,800人のお客様とお会いしました。
今年2012年は、全国20か所で開催、3,000人のお客様とお会いすることになっています。僕自身とても楽しみにしています。
一井:
田中社長、自らお客様のご自宅まで訪問され、直接生の声を聞かれていたということですか!?
田中社長:
そうですね。懇親会もこれまで一度も欠席したことはありません。
とにかく、アフターフォローを日本一にしよう、というのが旗印。その後ろにはお客様第一主義という目標がありました。これはすでに実現してきていると思いますね。
実際、アドバイザーがお客様に商品をお届けする時、胸をはってこんなアフターフォローの仕組みがある、お客様に安心して当社の製品をご使用になっていただき、そして健康になっていただける、と言えるシステムができあがっています。
一井:
ヘルシー倶楽部の立ち上げに際して、田中社長の明確なビジョンがあり、更にそれが着実に実現し、発展しつつあると言ったところでしょうか。
懇親会での田中社長のお話しを伺っていても、ヘルシー倶楽部に対する大変熱い想いを感じました。私自身、人生で大切な4つのキーワードは、本当にそうだな~って感じ入りました!
田中社長:
ホントに思ったの~!?(笑)
一井:
はい!もちろんホントですよ~!(笑)
私の父が今78歳なんですね。充実した人生を送ろうと思うと、田中社長がおっしゃる「健康・お金・愛・趣味」の4つのキーワードのバランスはとても大切だと思いますし、自分のこれからの生き方を考えるにあたってもとても必要なことだなって思って。
田中社長:
懇親会でもいつも皆さんに、100歳まで元気に、なおかつ楽しく生きましょう、ということをお話ししていますが、これには色々な要素があると思います。
集約して大切だと言えることは、4つ、「健康・お金・愛・趣味」。その中で一番大切なのは健康です。いくらお金があっても、すばらしいパートナーがいても、好きな趣味があっても、健康が無ければ充実しない。
我々は、その大切な健康の部分をサポートしたい、健康で長生きしてほしいと願っています。それも、ただ健康なだけでなく、楽しく過ごして欲しい。それがヘルシー倶楽部の意義ではないか、じゃあ健康を手に入れたその先に、何をしましょう、というところをヘルシー倶楽部でやっていきたいと思っています。
一井:
とてもよくわかります。健康が生きる目的ではないということですよね。あくまでも、健康は絶対必要なもの、ベースとなるものであって、だから人生を楽しむことができるということですね。
田中社長:
そう、健康がなければ立ち行かないし、逆に健康であればなんでもできる。
今ね、2010年で日本の医療費が36兆円超。毎年1兆4千億円ずつ増加しているんです。この数字は憂うべきで、何とかしなければならないと思っています。
一井:
そうですね。幸せのベースとなる健康を維持するのに、医療費をかけることに頼り過ぎているということでしょうか。
田中社長:
決して世界的に見て、日本の社会保障は悪いわけではない、むしろすばらしく恵まれていて、トータルで見ればとてもいいと言えるでしょう。しかし、現段階では、という話であって、未来永劫は続かないでしょう。
一井:
これだけ人口が増え、しかもご高齢者の方の数が増えると、たしかにそうですよね。
田中社長:
でも、これも、一人でも多くの人が年を重ねても元気であり続ければ解決することです。元気であれば働くこともできる、医療費の割合が減少すれば、他の社会保障も充実させることができる。
そういった考えから、将来医療費を削減できる、健康を維持する自助努力できる製品と言うことで、現在、電位治療器を医療費控除の対象にするよう働きかけをしているところです。
一井:
すばらしい取り組みですね!
次回は引き続き田中社長から、健康を手にしたその先に、何をするのか、というあたりを伺ってまいりたいと思います。どうぞお楽しみに!