Dr.前田の「人生100年時代」を支える予防医療

第5回
病気になりにくいカラダ作りに欠かせない
「自律神経」の話。【後編】

医学は日進月歩を続け 、どうすれば病気を予防できるのか、健康でいられるのか 、病気を治すことができるのか 、これらに関して多くのことが解明されてきています。
しかし解明されているにもかかわらず、明らかに病気は増え続けています。どうしてなのでしょうか。


病気をなくすため、本当に大切なこととは?

それは、(人々へ病名をつけることがミッションになっている医者や、病気を予防するより病気を治すことを生業とする医者が多い社会の構造も要因かもしれませんが)、心や自律神経を整えるという、もっとも基本的なことを蔑ろにしているからではないでしょうか?
当たり前すぎて話題にならないのか、重要視していないのかわかりませんが、医師同士では心や自律神経の話題はあまり出ません。話題としては、遺伝子や幹細胞、光免疫治療などの刺激的な最新の医療の情報の方が面白いですし、そちらへ興味を惹かれる人が多いです。実は、私も何を隠そう、そんな医者の一人ではあります。しかし、臨床で結果を出すという目的を達成するためには、体温を上げること、自律神経を整えること、心を整えること、結局はここが土台となり無視できません。


健康情報に振り回されないことも有効な健康法。

健康になるには、体温と自律神経の重要性がわかるだけでも十分です。新しい健康情報や美容情報、最先端の医療情報が出てきても、それらより重要な情報はほとんどありません。
テレビや本など、世の中には非常に多くの重要っぽい医療情報があふれています。趣味や好奇心で、その知識を深めていくのは素晴らしいことですが、膨大な医療情報の中から、「何が正しくて、何がまちがっているのか」にこだわりすぎると、途方に暮れてしまいます。あるいは血眼になって健康を追い求めてしまう、不安神経症的なスパイラルに陥ってしまう人もいます。
健康情報によって、心が乱れ、自律神経が乱れ、病気になってしまう可能性は、甘く見ない方がよいでしょう。
まずは体温を上げ、自律神経を整えてから、色々と新しい情報を学んでいくことをお勧めします。

人間は何のために健康になりたいのか?

私たち人間は健康になることが、人生の目的ではありません。健康になることを人生の目的に生きている人は、健康というゴールまで果てしない道のりを辿るように、私は思います。
何に生きる喜びを感じるのか、誰の幸せに貢献したいか、どのような時間を大切にしたいか、どのような人生の物語を仕上げて最期を迎えたいか、究極的には人生でやりたいことができれば良いのです。そのような充実した人生を全うするための、一つのツールが健康です。
そして、自分らしい生き方について考える時は、医師や私の情報を信じなくても良いです。大切なのは、自分の答えを見つけることです。他人の意見にコントロールされないように、他人の意見は参考程度にして、自分の納得のできる答えに気づいていただけたらと思います。
自律神経は、「自分を律する神経」です。自分で自分の人生を律する(コントロールする)ことができると、自律神経は整い、健康で幸せな人生を送ることができるのではないでしょうか。

前田 裕輔 医師

コスモヘルス・グループ顧問医
医療法人「愛咲会」理事・医療統括責任者

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