いきいき美健コラム

一井 葉子の「ホリスティックハッピーライフ」 第2回
私のホリスティックハッピーライフ(後編)

前回のコラムで、私が「からだデザイン」という活動を始めたきっかけ、そしてその活動についてお話をさせていただきました。今回は、母の闘病生活とその後の自身の経験から学んだ「4つの教え」についてお話させていただきたいと思います。
また、コスモヘルシー倶楽部との出会い、これからこの「ホリスティックハッピーライフ」でお伝えしていきたいことをお話しさせていただきます。

経験から学んだ4つの教え

1. 一次予防の大切さ

前回のコラムで書かせていただいたように、母は健康診断を受診していたにもかかわらず、早期発見が出来ませんでした。受診することが無駄だと言っているのではありません。ただ、どんな精密な検診であれ、今人間が出来る範囲で、見つけられる範囲での結果だということも理解しておく必要がある、ということです。
予防のために、お金をかけるということはなかなか出来ないと思われるかもしれませんが、結局私たち家族は、保険適用外の治療もあわせて施したこともあり、膨大な金額のお金を癌治療につぎ込むことになりました。しかし、悪くなってから投資するより、発病する前の段階、あるいは術後すぐに試していれば効果があったであろう治療法が、沢山あったことは事実です。自分にとってどのような状態が調子がいいのか。自分で自分の体調の善し悪しを判断する感覚を研ぎ澄ますことも大切です。


2. 自分の判断基準を持てるだけの、知識を得ること

どのような治療を選択するかとなった時に、健康な時から色々な情報を得ておかなければなかなか冷静な判断はできません。
得た知識を自分なりに消化し、自分のからだと心の成長に役立てていく。
身体の状態・心の状態は人それぞれ千差万別。
だから、自分の身体や心の状態は自分が一番に知っておき、どうすれば心地よく過ごせるのか、ある程度分かった上で専門家に頼るべきだと思います。それを可能にするためにも、色々な知識を得ることは非常に大切です。
私自身、自分の判断基準を持てるよう努力するようになって、健康だけでなく、仕事上や生活上の人間関係にもいい影響がでてきています。例えば、心掛けてはいても人間は、肩書きや年齢で人を判断しがちですが、そういったことが全くなくなり、誰とお会いしても自分以外は全て師、学ばせて頂こうという気持ちを持てるようになりました。

3. 自立すること、自律する事の大切さ

発病してからの母の口癖は「葉子、どうしていいか分からない。決めてちょうだい。」「先生のおっしゃることならなんでもききます。どうか治して下さい、よろしくお願いいたします。」でした。
生まれつきの病もありますが、現代の病気のほとんどは自分の習慣が引き起こしたことである、ということをしっかり受け入れ、自分のこれまでの生き方を問い直すくらいの覚悟が必要だったと、闘病生活を振り返り痛感しています。
そうでないと、本当に治したい、生きたいという自発的な気持ちが生まれません。
本人が「やらされている」と感じると、治療が困難になるという事実を突き付けられました。
これはどんな治療法を選択しても同じだと思います。
治療効果が芳しくない方は、ただ薬やマッサージが別の治療方法に変わっただけで、自分で改善しよう、という想いがほんの少し弱いのかもしれません。
治療効果を上げるためにも、健康を維持する為にも、自分で自分の責任を取るという自覚と覚悟が必要なのではないかと考えるようになりました。
これは、次の死生観にも通じることです。

4. 人は生を受けたときから、死というものを包括して存在しているのだということ

あたりまえだと漠然と分かっているつもりでしたが、最愛の肉親の死と直面してみると、それを受け入れることができていなかったのは明白でした。
これは母も私も同じ。積極的な治療法のことや死後の話し、これまで育ててもらったお礼の一言、すべては死を認めていなかったために、タブーとなって口にする事ができていませんでした。
私が所属している、ホリスティック医学協会会長の帯津良一先生は、“死というものはただの通過地点で、その先の虚空に向かって勢いよく死を通過していくために、生をいきいきと過ごさなければいけない”、とおっしゃいます。
死を受け入れることが、健康を考える上では不可欠なのかもしれません。
このように、母の死をもって、私はたくさんのことを学ばせてもらいました。
仕事だけでなく、生きていく上での出来事で悩む時、選択に迷う時などは、この気付きに帰る、私の原点とも言えます。

私が考える健康とは

レッスンの中でもよくお話しするのですが、私たちは健康であるのが普通、基礎であって、健康であるということは本来、何も特別なことではないはずです。
よく陥ってしまうのが、悪かった体調がある治療法でよくなると、体調をよくすることにはまりだし、健康の為に生きるようになってしまうことです。
こうしなければならない、これをやってはいけない、等にとらわれ始めると、人生を楽しむことを忘れ、目的を見失ってしまうことになりかねません。
私が主催するセルフケアの教室でよくみられる現象なのですが、通い始めた当初は、『自分で自分の体を良くしていく』ということがわからず、どなたもがこちらがお伝えするノウハウに固執します。もちろん改善の中でそれは重要かつ必要な段階です。
ところが、ある程度改善してきた段階で、身体の働きをスムーズに取り戻してメキメキ輝き始めていく方と、またもっといい治療法はないかとさまよい始める方に分かれていきます。
後者のさまよい始める方は、どんな治療法を試しても混乱するばかりで迷宮入りしていくことが多いようです。
つまりこれは、からだデザインのノウハウを実践していればよかったのだ、ということが言いたいのではなく、どんな治療法を実践するにせよ、結局大切なことは、自分の身体の治癒力を信じること。そして、そのためには自分がどうしたいのか、何を目指しているのかを考え、自分と向き合う強い想い・意思を持つことが必要だということです。
こう言ってしまうと元も子もないのですが、健康というのはどういう状態が健康です、という定義が無いものです。だからこそ、自分が健康だと思えばそれが自分の健康レベルになります。

ホリスティックハッピーライフのコラムで伝えたいこと

楽に過ごせるぐらいの健康を手に入れた後は、それをベースに自分自身がよりよく人生を謳歌し、死に際をすばらしいものにして人生を終焉させることができればいい、そう望んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
ヘルシー倶楽部の懇親会では、「ぴんぴんころり」の話題がよく出ています。これはすばらしいことだと思います。
100歳まで生きるかどうかは人それぞれだと思いますが、各自の与えられた寿命を全うして生き抜くために、健康を手に入れ、そしてその先を考えることが重要です。
結局、健康を手に入れるも入れられないも、本人の意識次第、気の高まり次第、といっても過言ではありません。
どんな方法をとるかよりも、結局はその人その人の気持ちの持ちようが最も大切で、健康のレベル、そして人生観も大きく変わってくるようです。

初めてお得意様懇親会に参加させていただいた時のことです。
お越しになられた皆さんの、生き生きとした表情がとても輝いていて、健康に生活することの素晴らしさを体感され、日々を充実して過ごしていらっしゃる姿を拝見させていただくことが出来ました。
エネルギッシュで、向学心が旺盛。
この方々とご一緒に、健康とともにその先を考えていくことの面白さを実感させていただき、期待感で一杯になりました。
健康って当たり前のように思いがちだけれど、年齢を重ねると、やっぱり努力や工夫が必要です。
その努力や工夫をする事をたのしみに変えることが出来ると健康生活は苦にならず、より良い生活習慣になるはずです。ヘルシー倶楽部の方々にそういう健康生活を楽しもうとするエネルギーを感じることが出来たのです。

このコラムでは、より高い健康レベルを得るための、生き生きした人生を送るためのエッセンスを、様々な角度から考え、お伝えしていきたいと思っています。
ある時は、ゲストをお招きして、対談の中からヒントをいただいたり、ある時は私の専門の知識からご紹介させていただいたりしながら、皆さんと一緒に「人生の幸せ時間」をどう作っていくかを考えて参ります。
回をすすめていくうちに、皆さま方からも、こういったことを聞きたい、こういう話題を取り上げて欲しい、などご意見をいただけるようになったら嬉しいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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